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2004年9月12日 (日)

毛筆画展

大坪靖先生の毛筆画展を見に行ってきました。

040912_mouhitugaten.jpg

知人が教えてくれた作品展だったので、それまで「現代毛筆画」の技法のことも大坪先生のことも知りませんでした。

画展の当日は先生の実演もあり、とても勉強になりました。
通っている研究所の講師でさえ、実際の制作風景を見せてくれることはほとんどありません。
なので、一本の筆から生み出される毛筆画の表現力の豊かさ、ダイナミックさを目の当たりにすることができて、とても貴重な体験でした。

実演中は、モチーフの捉え方などをユーモアを交えつつわかりやすく説明してくださり、総数20枚以上の絵を描かれました。

現代毛筆画会を主宰されている大坪靖先生は、実演中も今後の現代毛筆画の行く末を心配なさっていて、「この技術を継承していってもらいたいのに、基礎を学ぶ段階でみんなやめてっちゃうんだよなぁ・・・」などとつぶやかれていました。

上手に描けるまで・・・というより、例えば椿なら椿、それを表現する筆法を習得できるまで、同じモチーフをひたすら半年でも練習するそうです。

色んなモチーフを何枚も描いたほうが、早く上達するんじゃないかと私も考えていましたが、毛筆画に関しては筆法が確立されていて、それを手首が覚えこまない以上、何枚いろんな絵を描いても無駄なんだとおっしゃっていました。

そういう地道な努力って、わたしが一番苦手とするところだったので、耳の痛いお話でした・・・。

実演で技術についての説明を受けると、また違った目で作品を鑑賞したくなりました。

どうして墨だけでこの夏の嵐・風・雨を表現できるんだろう・・・などと、穴のあくほど作品を眺めていたら、「あなたも絵をやってる人なの?水墨画とか興味あるんだ?」と、先生がとっても気さくに話しかけてくださいました。

毛筆画の筆法などを親しく解説してくださり、本当に勉強になりました。

そして、無料の作品展なのに作家による実演・解説付なんて、ちょっと申し訳ない気持ちになりました(笑)

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コメント

大坪氏とは数十年の付き合いですが、最近連絡が取れなくなって困っています。

大坪氏の新しい住所をご存知でしたら、教えていただきたと思います。

投稿: 林芳郎 | 2013年6月21日 (金) 13:21

うさうささん今晩は。
書道歴すごいんですね!
わたしは日本画を8年ほどやっていまして、
最近墨だけを使って描く仏画などにもチャ
レンジしているところです。
墨は黒だけじゃなくって、どんな色でも感
じさせることができる素敵な画材ですよね。
いつも作品の仕上げに名前を入れるのに失敗
して台無しにしてしまうので、わたしも筆と
墨で字を書くの、上手になりたいです・・・。

毛筆画会のオフィシャルページがあるそう
なので、もしも興味をお持ちでしたら覗いて
みてくださいね。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~seizan/

投稿: さくら | 2004年9月26日 (日) 20:00

さくらさん、こんにちわ!
コメント、有難うございました。
毛筆画展に行かれたんですね。
先生の実演があるというのはいいですよね。
さくらさんもされているのかな?
私は書道を何十年も続けてますが、墨彩画に
似てるのでしょうか。
これからは芸術の秋、色んな発見がありますね。

投稿: うさうさ | 2004年9月22日 (水) 10:16

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